日記

  • 2000年4月3日:成田出発。JALで成田→香港。SAで香港→ヨハネス。
      4日:南アフリカ共和国、ヨハネスブルグ着。ヨハネスブルグ泊。
      5日:ボツワナ共和国、ハボロネ到着。

  • そろそろ寝ようかと、横になった。窓から空が見える。満天の星空である。あまりにもあっさりと、南十字星がハッキリ見える。
  • 5月3日:紙てっぽうを作った。子供達5人は気に入ったようで、1時間以上紙てっぽうではしゃいでいた。
    虫が床を這った。まるで、ぶりぶりの女の子がゴキブリと対面して、キャーキャー騒ぐかの様であった。こっちの人は虫には慣れっこだと思い込んでいたので、以外な感じがした。ハボロネで育った都会っ子だからかしらん...

  • 私の髪をとくのが毎晩の日課になっている。「I comb your hair.」と言って、部屋に入ってくる。まっ直の髪がめずらしいのか、ただ、髪を梳かす動作を1時間程、続けている。おかげで、私の髪はサラサラになった。

    ちょいと休憩しようと横になったら、「I'm sleeping with you.」と、入って来る。5人入って来たので、1つのベットに6人ですよ。は・け・な・スペース です。

  • 5月5日:ホームスティ最後の日。今日は、私が晩御飯を作った。メニューは、グラタン、野菜スープ、パパータ。グラタンは、私の好物である。前日、「明日、グラタンを作ろうと思うのだけれど、グラタンって知ってる?」と聞いたら、誰も知らなかった。ウケるか、どうか不安だった。グラタンの具は、ポテトとツナとマカロニ。いつもご飯を作っているTlotloに、「味見して。」と頼んだら、明るい表情になった。横で見ていた子供達も。「Me.」「And me.」と次々寄ってきて、「Nice! More.」と言った。大成功であった。おかわりを要求され、鍋もしゃもじも、ネコのようにきれいに最後までなめつくしてくれた。後から、「うー。食いすぎた。」と言っていた。作った本人としては、うれしい限りですね。お母さんには、「この食べ物は、こんなにリッチなのに、Reikoは、スリムね。」と言われた。作り方を教えてと言われて、「How to make "Gratin"」を書いたが、なかなか進まない。自分の英語力にトホホ...
  • 5月8日:任地パラペへの赴任日。配属先からお迎えがAM8:00に来る予定が、昼前になった。今までは日本人が近くにいる生活だったので、 日本語とも接することができたし、電話も使えたしさみしさや不自由を感じることはあまりなかったが、 これからを考えると不安。小腹がすいたので、目玉焼きを作って、食べおわって一息ついていた頃、 お迎えのドライバーさんがやってきた。
    Palapye到着は15:00頃。ボツワナの公共サービス系、および役所系の窓口は、15:30で閉まる。 電気開通は間に合った。プロパンガスのシリンダは、教頭先生が買ってきてくれた。 水道が出ないので、お隣さんからバケツに水をもらい、一晩それでしのぐ。

  • 5月9日:午前中、水道局へ行き、水道開通の申込をした。午後には水道が使えた。 銀行口座開設時は、英語がよくわからず、手間取った。がなんとかできた。 ATMのカードは、3週間程後に届く郵便物を持参して、それと引き換えだそうだ。
    家は、そんなに古い訳ではないが、前に住んでいた人があまりきれいにしていなかったためか、 快適に過ごすための環境を作るには、かなり気合を入れて掃除をする必要がある。異臭もするし。 床はオールピータイルなので、まず、洗剤を混ぜた水を床中にぶちまけ、ブラシでゴシゴシこすった。 その後、雑巾がけを3回して、終了。ベタついた床もすっきりした。
    これで、部屋の中はスリッパで歩ける。 水まわり、トイレ、お風呂。順番に掃除をしていこう。

    セキュリティサービス会社に来てもらい、セキュリティアラームシステムをセットしてもらった。
    非常用ボタン:寝室と居間の2個所に設置。これを押すと、数分でセキュリティ会社がかけつける。
    赤外線センサー:おでかけの時アラームをセットすると、留守中、誰かが侵入した時、センサーが働き ものすごくけたたましいサイレンが鳴るとともに、セキュリティ会社がかけつける。
    という、一人暮らしの心細い私にとって精神的にも強い味方。

    教頭先生に、「セキュリティシステムを家に付けたいから、パラペにある会社を紹介して下さい。」 とお願いした時、 「ここは安全だから、ドロボーが入ったというのは聞いたことがないなぁ...」と言われましたが、 やっぱり付けると安心して寝むれます。

    ガスの湯沸かし器の調子が悪いため、水風呂。ボツワナは今秋、夕方6時は、もう暗い。夜は、結構冷える。 水風呂だと、ぴちょーん。ヒエー。とあまりにも寒いので、コンロでお湯をわかし、風呂場へ持ってゆき、 行水をした。

  • 5月11日:湯沸かし器の調整をしてもらった。これで、暖かいお湯の出るお風呂に入れる。 早速、バスタブを念入りにきれいにし、お湯をはってみた。お湯につかるのは、日本を出た以来。
    暖かいお湯のありがたみをひしひしと感じた。
    一日、一日、ちょっとずつ、身の回りが整っていく。  家の中はこんな感じになりました。



  • 5月14日:晩御飯は、職場の仲間の家にお呼ばれしました。
    だんらん インドの家庭料理

    初めて食べるものもいくつかありましたが、どれもこれもおいしかったです。

  • 5月15日:やっと、ベットマットのカバーを洗濯した。ベットは、配属先からの支給品なのだが、 砂埃っぽい倉庫に積み上げられていた中から持ってきたもので、カバーも見るからに、 何の汚れがわからないが、きれいではなかったので、早く洗って、すっきりさせたかったのだ。
    昼休みに洗濯をした。2度洗いをしたが、2度目も洗濯した後の水は、真っ黒になった。3度目をしようかとも思ったが、疲れたので、今回は、これで良しとした。ろくにしぼらず、びしょびしょ水滴がしたたり落ちるままに干したが、 夕方には、乾いていた。


  • 5月16日。 対して仕事はしなかったけれど、まずまずの一日でした。
    今日の晩御飯の献立は、
    16日の晩御飯 ・炊き立てに卵ぶっかけご飯
    ・茹でた、さやいんげん豆のごまあえ
    ・ピーマン、トマト、キャベツ、チーズのサラダ。

    結構満足の晩御飯。
    夕方、お買い物に行ったときに、奮発してハムを買ったのですが、 現地の人の生活レベルを考えると、かなりの高級品。 はあー。今日は豪勢にハムだぜい! と封を開けると悪臭がしました。
    そのままごみ箱へさよーなら。ショック。
    ハムぬきのサラダになりました。
    仕事時間中に...
    イマイチこの職業訓練校のレッスン体系や運営方法が理解できて いなかったので、 根掘り葉掘り、質問攻めにしました。
    私のめちゃくちゃな英語の質問も辛抱強く聞いてくれ、 答えてくれました。 おかげで、輪郭が理解でき、すっきりしました。

    その後、同僚が、 日本へ行って勉強して、もっとテクニカルスキルを磨きたい。
    というような事を言うので、 午後は、日本の紹介をしました。
    日本の風景の写真集や、日本ことを紹介する英語版ガイドブックを 持って来ていたので、昼休みに家に取りに帰り、 それを見せながら、 食生活、服装、住居、娯楽 などについて、話しました。
    そして、 日本の地方公共団体が途上国から技術研修生を 受け入れている制度があるので、本当にその意志があるんなら、 日本へ行って勉強できるわよ。 JICAを通じて推薦することもできるわよ。
    と話したら、それなりに熱心に聞いてくれました。

    こちらには、日本車がたくさん走っています。
    TOYOTA、NISSAN、ISUZU、マツダ... ボツワナでは、8割以上が日本車です。
    ちなみに、ツワナ語で、車は、Koloi(コロイ) といいます。
    日本製の車が多いおかげで、彼らは、「JAPAN 」という国名は知っています。 でも、日本のことは、ほとんど知りませんでした。

    着物の写真を見て、 「とってもきれい、きれい。私も着たい。なんで持ってこなかったの。」 と言い、
    家の写真を見て、玄関に段差があるのを見て
    「これは何? ベット?」
    と言うので、
    「日本では、家に入る時は、玄関で靴を脱ぐのよ。 低いところで、靴を脱いで、段差があって高くなっている所からが、 家の中になるの。」
    と答えたら
    「なんで!?」
    です。
    ボツワナでは、家の中も靴で歩き、床中、スナスナが当たり前なので、 理解できないのでしょう。
    「日本の家は、家の中は、家の中、外は外。って、玄関で、区切るの。 靴を履くときは、外に出るときなの。」
    と言いました。

    そして、 こたつ。
    こたつの説明をしたら、「ふーん。頭いいー。こんなシロモノがあるのね。」 みたいな表情をしていました。

    あと、お刺し身。
    周りに海も川も湖もなく、新鮮な魚を見たことがない 彼らには理解不可能でした。
    青年海外協力隊員は、ボランティア活動をして、技術を教えるという使命に加え、 ミニ日本親善大使のような役目として、日本を世界にアピールすることも、 目的の一つとしていると考えているので、
    今日の午後の2時間は、その第一歩のような感じで、 私にとっては、充実した時間でした。

    学校からの帰り道、私の前を近所の人が歩いていました。 挨拶してきたので、おしゃべりしながら歩いて帰りました。
    若いおしゃれなきれいな女の人です。
    「あなたがもし、イヤじゃなかったら、今度遊びに行ってもいい?」 と聞いていたので、
    「もちろん。」
    と答えました。
    ちょっと遠慮気味に、ちゃんと気を遣いながら聞いてくる所なんか、 人間、どこの国でも一緒だなぁ。と思いました。

    その後、チャリンコで、スーパーに買い物に行きました。
    かっ飛ばして、もうじきスーパー到着。という時、 若いお兄ちゃんが、
    「止まって!」と声をかけてきました。
    どこのどいつだかわからない人の要求にイチイチ答えている訳にも いかないと思い、
    「ドゥメラー。」と、手を振って、通りすぎました。

    買い物を終え、帰り道、濃厚なオレンジ色の夕日に向かいながら、
    "あー、今日は、ハム入りサラダを食〜べよっと。"と鼻歌まじりに、 チャリチャリと漕いでいたら、 中学生くらいの学生が、
    「ハロー。ハロー。 ちゃりんこ、漕がせて。ちょっと乗ってみたいの。 ちょっと乗るだけだから。」
    と、言ってきたので、いーよ。と渡したら、 喜んで、乗っていきました。
    「おーい。どこまで行くんだ。」 と思っていたら、しばらくして笑顔で帰って来ました。

    ちょっと前の私なら、自分をガードすることに力みすぎて、 きっと、無視していたと思うけれど、 だんだん、肩の力が抜けてきたようです。

    そんなことをしているうちに、さっきの若いアンちゃんがやってきて、 挨拶をして、
    「どこから来たの?」
    「日本から来た。」
    「やっぱり! 来年、機械の勉強をしに、東京へ行くんだ。 もっと、日本のことを知りたいのだけれど、どーすればいい。 力を貸してくれないか。」

    「じゃあ、日本のことを紹介している本を何冊か持っているから、 見てみる? 今、時間ある?」
    「今からは、家に帰って、夕飯の支度をしなきゃいけない。 しかし、来週は、もう首都に行くので、パラペには今週しか いないのだ。 今日の夜7時ごろ、家に行ってもいいか。」
    と言うので、
    「あなたは今、会ったばかりの人なので、夜、家に来てもらうのは、 ちょっと... (現に、ボツワナは犯罪が多い)。 明日の昼休みに 学校の正門の前。ってのはどう?」

    と言ったら、素直に従いました。
    「絶対、明日来てよ。 さっき、スーパーの近くで声をかけたときは、冷たかったじゃん。」 と言いました。
    さあ、彼は、本当に明日の昼に現れるか...

  • 5月17日: 昨日の彼が約束通り現れた。
    ・JETROの本と、
    ・ロンリープラネットのJAPAN と、
    ・日本の写真集
    計3冊を貸したら、えらく喜んでいました。

    今週末(20or21)に、もう一度会い、 日本のことをいろいろ話し、ついでにボツワナのことも 話してもらい、
    車で、パラペを案内してもらい、 そして、ボツワナの家庭料理をごちそうしてもらう。 予定です。

    17日、晩御飯のおかず 帰ってきて、小腹がすいていたので、ホットケーキもどきを 作った。先週末買ったハチミツをかけてみた。
    そして、今日の晩御飯。
    じゃがいも、たまねぎ、鶏肉、ピーマンの中華風炒め。 しょうゆ・オイスターソース味。
    冷蔵庫の片づけのつもりで作ったが、結構いけた。こっちのピーマンは、肉厚で、ジューシーでおいしい。

  • 5月18日:
    10時のチップスとマグイーニャ(ドーナツのような揚げパン)のおやつタイムが楽しみになりつつある。
    チップスとマグイーニャ油っこい。こんなの毎日食べていたら、太るに決まってるし、体には良くないのだが...
    おやつタイムも大切なコミュニケーションのひとときだし、おいしいし。
    午前中は、ひたすら、DTPのテキスト作成をガリガリやっていた。 すると、「Reikoは、いつも忙しそうに見えるけど、何してんの?」って聞かれた。 今日は、3人程、出張でいないので、周りが静かではかどる。 デットラインが明日なので、ちょいと心配だったが、何とか、メドがついた。

    10時のおやつがかなり重たいので、お昼は軽目にすますことを心がけているのだが、今日は、お昼にちゃんと小腹がすいたので、

    粉ふきイモチーズのっけ。粉ふきイモチーズのっけを作った。美味!

    職場の人も、私が大食いということに気がついたらしく、
    「Reikoは、そのうち太るに決まっているわ。」
    と言います。そういえば、腰周りがだんだんふくよかになってきたような...

    こちらは、残業というものが無いので、夕方以降、時間がある。語学の勉強でもしたい所なのだが、昼間 体力を消耗しているせいか、ただ単に気がゆるんでいるだけなのか、すぐ眠くなる。 今日は、そうでも無いので夜は、有効に過ごそう。

    一人暮らしというのは、何につけても不経済である。何かご飯を作ろうとして冷蔵庫をのぞくと、 中途半端に何かしら有り、買い物に行くほどでもないし、でも、これじゃあ、まともなの作れないし。 と思っていたら、カンヅメをストックしてあったのを思い出した。

    マカロニ&いわしのトマト煮ソースのっけ
    夕食。
    マカロニ&いわしのトマト煮ソースのっけ。
    マカロニはいつでもたくさん茹でてしまう。今日もいつものごとく、2人分程出来上がってしまった。が、 ぺろりんちょで、平らげた。


  • 5月19日:
    本を貸したことをコンピュータ課の同僚に話したら、
    「出会ってすぐのどこのどいつかわからない人に物を貸すなんて危険よ。
     どこに住んでいて、何をしている人?
     彼は、どうやって日本の大学を受験したの?
     どういう人物かちゃんと確認したの?
     ボツワナ人でも、私たちのように、信用していい人もいるけれど、そうでない人もいるのよ。
     気を付けなきゃだめじゃない!」

    と、かなり本気で心配されてしまった。
    「名前と、電話番号と住所は聞いたわ。
     彼を信用することに決め、本を貸したの。約束通り、現れずに、もし本が返って来なかったら?
     その時は、ケセラセラよ。」
    と言った。
    しかし、言われてみると、まさにその通り。
    疑う訳でなくても、情報として、一通りの事は聞いておくべきだったかも。
    と、約束の5時に待ち合わせ場所に行ってみたがいない。
    本を小脇にかかえて歩いている人を見る度、「あっ、やっと来た来た。」と 思いきや、違う人。

    近所の人は、「Reiko-!. そんな所で何してるの?」と聞く。
    30分程たって、「あー。来なかったか。」ちょっと残念だな。と思いかけた頃、やって来た。 どーのこーので遅れた。申し訳ない。と謝って来た。
    貸した3冊の本も、きれいな状態でちゃんと返ってきた。

    中でも、JETROの、日本の生活スタイルを紹介した本がおもしろかった。と言っていた。
    U.B.(ボツワナ大学)の学生だそうだが、試験合格しているといいな。と感じた。
    現に、ボツワナでは、日本の情報を手に入れようと思っても、なかなかできないのは事実。

    うーむ。良かった。と思った一日であった。

  • 5月20日(土):やっと休みの日。長く感じられた一週間だった。
    にわとり
    早起きして、朝ご飯前に、じゃぶじゃぶ洗濯と、庭の草むしりをした。
    ご近所さんで、庭が草ぼうぼうの家はないので、私の家ももうちょっときれいにしなくちゃ。 と思いつつ、引越しして来て2週間が経って、やっと庭そうじをした。 たちまちのうちに、むしった草が山盛りになる。ヘビも出るから、マメに手入れした方がいいらしい。

    どこの鶏かわからないが、よく散歩に来る。時間かまわず、腹の底から"コーケコッコー!!"と鳴く。 横で私が草をむしっていても、そんなことかまわずのんきに歩き回ってコケコッコー。である。 ”えーな。わかったちゃ。”

    ブランチ。クリームソース、ポテトとベーコン入り
    ブランチ。学生の頃バイトしていたビストロの定番メニューに、「ポテトとベーコンのチーズ焼き」というのが あった。ふと思い出したので作ってみた。
    1.ポテトを茹でる。
    2.バターをとかして、にんにく、ベーコンを炒める。たまねぎを加えしんなりするまでいためる。
    3.本当は、ホワイトソースを作る所だけれど、時間短縮のため、クノールの粉末スープの素を2.に入れる。
    4. 3.に牛乳を入れてかきまぜる。
    5. 4.にポテトを入れてあえる。Dish it up. できあがり。

    写真じゃ、イマイチだけれど、けっこうおいしいのよ。